
本記事ではまずWordpressのプラグインとは何なのかについて、そしてWordPressを立ち上げて初めに導入すべきプラグインと、導入手順、知って置かなければならない注意点を紹介します。
目次
WordPressプラグインとは?
WordPressのプラグインとは、一言で言えばWordpressサイトを便利にそして魅力的にしてくれるツールです。WordPressのサイトでは以下のように定義されています。
WordPress プラグインを使うと、WordPress サイトの変更、カスタマイズ、機能強化を簡単に行うことができます。WordPress のコアプログラムに手を入れる代わりに、プラグインで機能を付け加えることができるのです。定義は以下の通りです:
WordPress プラグイン : WordPress プラグインは PHP 言語で記述された、プログラムないし1つ以上の関数の集まりであり、WordPress ブログに (WordPress プラグイン・アプリケーション・インターフェース (API) で提供されるアクセスポイントやメソッドを使って weblog とシームレスに統合された) 特定の機能やサービスを追加します。
出典:WordPress Codex 日本語版
つまりプラグインを利用することで、サイトを簡単にカスタマイズ出来たり、執筆をスムーズにしサイト運営での作業の効率化が図れます。
いわゆるWordPressの機能を拡張してくれるんです。より身近なものでいえばスマホのアプリのような感じですね。
現時点でWordPressに登録されてあるプラグインの数は、総数約56000種類にものぼっています。こんなに種類があります。
これは日々増え続けており、またプラグインは有志の開発者の方がオープンソースの理念のもと無償で提供しているものです。
WordPress単体それのみでは、機能はとてもシンプルなため、有志の方がプラグイン開発してくれているおかげでそれを使用することにより、より効率的で魅力的なサイト運営が可能になります。
これだけプラグインの種類が多いということはWordPressがとても優秀で扱いやすいツールということがうかがえます。
因みに日本のCMSシェア率は、WordPressが80%を超えています。
参考WordPress、日本で82.4%という高いシェア|マイナビニュース
プラグインの危険性
前述したようにプラグインは、WordPressの機能を拡張し、それにより作業の効率化が図れ、便利で素晴らしいですがプラグインを多様しすぎると危険な側面もあります。
サイトのパフォーマンスが落ちる
プラグインの大量導入は、プラグインの読み込みが多く、サイト自体が重くなりパフォーマンスを落としてしまいます。
サイト自体のパフォーマンスが落ちると、サイト訪問者のストレスが増し、離脱や滞在時間に影響を与え、結果的にGoogleからの評価を落とし検索結果の上位表示が難しくなります。
いくら便利が良くてもプラグインの大量導入は避けるべきですね。
ハッキングの危険性
プラグインの定期的な更新、アップデートを行わないとプラグインに脆弱性が生まれ、セキュリティーに穴が空き、ハッキングされてしまう危険性があります。
インストールする際もそのプラグインが定期的な更新を行われているか確認しましょう。私は最終更新をチェックし1年以上更新されてないようであればインストールは控えています。
参考Web改ざんの攻撃手法をWordPress使用サイトでの事例から解説|Trend Micro
テーマとの干渉で不具合を起こす可能性
WordPressには様々なテーマデザインが有り、そのテーマとプラグインの相性によって不具合を起こす可能性があります。
もしWordPressで不具合が起きたならばプラグインとの干渉の影響を視野に入れましょう。(プラグインを一つ一つ停止をして、どのプラグインが影響しているのかを確認してみましょう)
プラグインは便利で魅力的なものが多いですが、利用する際は上記の点を十分理解したうえ本当に必要なものを取捨選択し、必要最低限のものを利用するようにしましょう。
最初に導入すべき必須プラグイン5選
ここではWordPressをインストールし最初にに導入すべき必須プラグインを5選を紹介します。初心者の方は導入することをおすすめします。
最初に導入すべきプラグイン5選
- WP Multibyte Patch
- Google XML Sitemaps
- Broken Link Checker
- BackWPup
- Akismset Anti-Spam
上記5つのプラグインは、サイト運営をしていくうえでほぼ必要なプラグインです。あとはご自身の環境にあわせて、必要最低限にプラグインをインストールし活用されることをおすすめします。
WP Multibyte Patch
英語圏で誕生したWordPressのため日本語で運用する際に不具合が出る可能性があります。
その不具合を出ないように修正をしてくれるプラグインです。
Google XML Sitemaps
Googleの規定に沿ったサイトマップを自動的に生成しGoogleへ送信してくれます。
サイトマップとは簡単に言うとサイトを構造的に分かりやすくしたもの。いわゆる目次のようなものです。Googleの検索ロボットに、自サイトの構造を分かりやすく正確に伝える事によって、インデックスをしてもらえやすくなります。
»【公式】Google XML Sitemapsを詳しく見る
詳しい利用と設定方法は Google XML Sitemapsの設定方法|バズ部を参考にされると分かりやすいかと思います。
Broken Link Checker
自サイトの中のリンク切れを自動でチェックし通知をしてくれるプラグインです。
記事が増えてくると1つ1つ点検をするのは困難です。またリンク切れを放置することはユーザビリティーの観点から見てもよくありません。このプラグインを導入し自動化をおすすめします。
»【公式】Broken Link Checkerを詳しく見る
BackWPup
WordPressデータを自動でバックアップしてくれるプラグインです。
設定は必要ですがもしものときに備えてバックアップを取っておくことは必須です。
Akismset Anti-Spam
コメントチェックし、スパムコメントを撃退してくれるプラグインです。
コメント機能を開放されている方は使用をおすすめします。
補足:WordPress SEO対策プラグインについて
補足として、WordPressSEO対策のプラグインとして有名どころで言えば All in One SEO Pack や Yoast SEO などがあります。
こちらのプラグインはSEO対策を施す事の出来るとても優秀なプラグインです。ただ重いです。
»【公式】All in One SEO Packを詳しく見る
しかし最近のテーマでは、標準でテーマ内にこのようなSEO対策の設定が出来る優秀なテーマがほとんどです。
自身のテーマ状況に合わせて、もしSEO対策機能がテーマ内の設定で出来ないのであれば上記どちらかを導入されることをおすすめします。
自身のテーマ内で設定が出来るのであれば導入はおすすめしません。
以下ではSEO対策プラグインの導入すべきか否か、人気のあるテーマ別にまとめましたので、参考にしてください。
テーマ | 導入判断 |
WING(AFFINGER5)「アフィンガー」 | 不要 |
THE・THOR「ザ・トール | 不要 |
STORK19「ストーク」 | 要:導入をおすすめします |
Diver「ダイバー」 | 不要 |
SANGO「サンゴ」 | 不要 |
JIN「ジン」 | 不要 |
Cocoon「コクーン」 | 不要 |
注意
上記プラグインを導入される場合、どちらもXML Sightmapの生成機能もついています。
「Google XML Sightmaps」のプラグインも使用されている方はプラグインが競合してしまいますので、SEO対策プラグインの設定内で、XML Sightmap生成機能を無効化しましょう。どちらも無効化の設定は可能です。
プラグインの導入方法
ここからはプラグインの導入方法を説明します。
まずはWordPressの管理画面から左メニューの「プラグイン」>「新規追加」をクリックします。
次に導入したいプラグインの名前を、キーワード入力欄に入力します。
導入したいプラグインが表示されるので、インストールボタンをクリック
プラグインのインストールが完了しましたら、「インストール済みプラグイン」へ行き、有効化をクリックすることで、導入完了です。
ポイント
- 停止しているプラグインは攻撃者の標的になります。今後使う予定がないのであれば削除をしましょう。
- プラグインの更新がある場合は、管理画面内でお知らせしてくれますので定期的な更新を行うようにしましょう。
- プラグインの設定が必要なものは設定を行うようにしましょう。
まとめ:プラグインは本当に必要なものだけを
本記事では、WordPressのプラグインについて解説いたしました。Wordpressを導入して初めに導入すべきプラグインについておさらいしておきます。
最初に導入すべきプラグイン5選
- WP Multibyte Patch
- Google XML Sitemaps
- Broken Link Checker
- BackWPup
- Akismset Anti-Spam
WordPressのプラグインは様々な必要となってくる機能を追加拡張してくれ、私達のWordPressライフを便利にそして有意義にしてくれます。
しかし一方でプラグインの多用はデメリットもはらんでいます。
プラグインをしっかりと理解をし、自身の環境において本当に必要なプラグインを取捨選択しましょう。
プラグインに頼りすぎるのではなく、HTMLやCSSなどコードの追加などで実現出来ないのか、まず考えて調べてみるということもとても大切だと考えています。
有意義なWordPressライフを送っていきましょう。